
無理難題1
“市長が謝罪しなければ本会議に出ない”と謝罪を強要
3月19日、森本議員の本会議質問に対して、市長が謝罪しないと本会議に出ないと数の力で強要した(市長答弁を精査した結果は、謝罪も削除も必要なし)。
翌21日(金)、24日(月)平日が2日間あるにもかかわらず、明確な理由もなく数の力で25日まで延会を決定。
無理難題2
“自分たちが推す人を選ばなければ予算案を否決する”と強要
3月25日、後期高齢者医療広域連合議会の議員(徳島市議会から2人選出)を自分たちの推す人を選ばないと予算は否決すると強要した(共産党市議団が選挙で白紙投票か退席すればいいとまで迫れた)。
翌26日は監査があり議会は開会できないため、27日を議長提案するものの再び数の力で31日まで延会を決定。
無理難題3
“自分たちの提出議案を先に審議しなければ予算案を否決する”と強要
年度末ぎりぎりの3月31日にもかかわらず議事日程を最も大事な予算、条例議案より先に議員提出議案から審議せよ、そうしないと本会議に出席しない、予算は否決すると強要した。
31日中に予算が成立しないと市民生活に多大な影響が
船越議長(当時)
議会運営に筋を通す
以上のような無理難題の強要に対して、筋を通して慣例通り進めることを提案して頑張ってきた船越議長に、調整できなかったのは、すべて議長の責任だと言って、不信任決議を突きつけ17対10で可決。

今議会は学童保育の充実・学校体育館のエアコン設置・木造住宅耐震化等が盛り込まれた新年度予算を決める議会でした。令和7年度一般会計予算、令和6年度一般会計補正予算、条例議案、追加議案等合わせて64議案が提出され、無事可決されました。今議会は、加戸真実子議員が代表質問を、ふるたみちよ議員が個人質問を行いました。
きめ細かな物価高騰対策を
8億円余りの物価高騰対策で、住民税非課税世帯と子どもへの支援、学童保育と教育・保育施設への支援はよいとしても、キャッシュレスポイント還元事業(全国チェーンのお店にも使える、市民だけでなく、市外、県外、海外の人も使える)に3億4500万円も組んだのです。スマホを持たない、使えない、使わない人には全く支援となりません。今こそ誰一人取り残さない対策が必要だと求めました。
「新町西再開発事業に補助金増額や床買取は考えていません」と市長答弁
解体が進み、いよいよ11階建てのホテル、14階、15階建てのマンション等が建設されます。物価高騰で、さらに補助金増額や床買取などもとめてくる可能性がありますが、民間の行う事業の総事業費約140憶円に対して、国と市合わせて約60億円もの補助金等の支出が決まっています。これ以上補助金増額や床買取は止めるようもとめました。
眉山山頂へのアクセス道路の整備を
ロープウェイのゴンドラが新しくなり、3月30日に運行開始となりました。眉山未来プロジェクトで、エントランスの整備や星空展望台、自然体験ができるような事業等が計画されています。合わせてアクセス道路の整備を求めました。危険な個所の対策や、ボランティアの方々の安全対策、不法投棄を無くす取り組みなど求めました。
学校給食費・子どもの医療費の無償化求める
質疑を通じて、徳島市が出産や子育てがしやすいと感じる市民の割合が令和2年59.7%から令和6年41.4%と年々下がっていることが明らかに。当初予算案では学校給食費に対して過去最大の補助額が示されたものの、令和5年に改定された給食費の値上がり分がそのまま保護者負担となる計画です。出産や子育てがしやすいと感じる市民の割合をふやしていくため、遠藤市長の公約である学校給食費、子どもの慰労費の「無償化に挑戦」にしっかりと取り組んでいただけるよう要望しました。
軽くて起動動作が早く使いやすいタブレットへ
徳島市の小中学校で使用しているタブレット端末は、重くて起動動作が遅く、使いにくいと学校の先生や子どもたちから声が寄せられています。タブレット端末の更新で軽くて動作が早く、使いやすい機種にしてほしいと要望。令和8年4月の更新時には徳島県との共同調達により、起動の速さや重量、堅牢性の高さ、無線LAN電波法認定等について、十分に確認・検査を行うとともに、教職員や児童生徒からの意見も考慮し、整備を進めていくと前向きな答弁がありました。
避難所に簡易ベッドなどの備蓄が実現
国の防災基本計画が令和6年能登半島地震等災害対応の教訓、施策の進展等を踏まえて修正され、令和6年12月に自治体向け避難所運営方針が改定されています。避難所のQOLの向上を目指し、TKB(トイレ・キッチン・ベッド)についてそれぞれ質問させていただいた令和6年3月議会の後、どのような進展があったのかを確認し、当初予算案で簡易ベッド2119床分の費用、避難所運営協議会の設立費用や、訓練などの活動費用について新たな助成制度が盛り込まれることを歓迎しました。
昨年の党市議団の質問後、当初予算に盛り込まれた主なもの
・簡易ベッド2119床分の費用
・避難所運営協議会の設立費用
・訓練などの活動費用に新たな助成制度
議員団紹介
平岡やすひと
1日も早い新ホールの実現に向けて

3月議会閉会後、後藤田知事と遠藤市長が新ホール整備に関する新たな協定を締結委s、新ホール整備が大きな一歩を踏み出しました。私は総務委員会や本会議などで、機会あるごとに、県と交渉にあたった市長サイドの粘り強さを紹介し、そのなかで「旧協定の収量と新協定の締結」、「無償譲渡した私有地の返還」など、県の歩み寄りが実現したことを評価してきました。これからも、県民・市民の要求実現=一日も早い新ホールの実現に向かうのはどの道なのかを見極めながら進めていきます。
わたなべ亜由美
全国的に提出が進む二つの請願を可決

総務委員会では、私たちが長年もとめてきた「再審法(刑事訴訟法の再審規定)改正を求める請願」と「選択的夫婦別姓制度を導入するための国会審議を求める請願」が可決。市議会から国へ意見書を提出します。
袴田事件は再審無罪まで58年かかりました。再審請求手続きにおいて全証拠の開示と、再審開始決定に対する検察官の不服申して立てを禁止し、えん罪被害者を一刻も早く救済できるよう国に法改正を求めます。
また、結婚による改姓を望まない場合は夫婦別姓を選択できるよう審議を国に求めます。
ふるたみちよ
旧文化センター跡地に車両基地は絶対反対

850億円もかかるという牟岐線の鉄道高架事業については、今、市としてやらなければいけない事業がいっぱいあり、財政的にも本当に大変です。鉄道高架に180億円、まちづくりに以前の計画でも250億円かかるといわれていました。旧文化センター跡地に車両基地は絶対反対。地元の皆さんからも反対の声が上がっています。早く決断して、県とも協議すべきと求めました。
加戸真実子
マリンピア沖洲で進むゴミ処理施設建設は遠藤市長自ら説明を!

徳島市のマリンピア沖洲での一般廃棄物中間処理施設の今後の整備方針が示されました。遠藤市政で進めようとしているゴミ処理施設建設が市民の皆さんの不安に応える計画となっているかを質問し、地震・津波・液状化対策、ダイオキシン・臭気対策、収集車両の搬入出ルートについてそれぞれ対策が示されました。早急に沖洲地区での説明会を行い市長自ら説明を、との求めに対し、説明会の開催時には遠藤市長が出席し、しっかりと説明をも行うとの答弁がありました。
船越智子
来春から市バスに交通系ICカード導入

来年春から、徳島市交通局と市から委託を受けた徳島バスが運行する「市バス」の車両合わせて18路線(81台)で、全国で利用可能な交通系ICカードを導入する方針を決めました。
乗降時にカードを読ませると運賃を支払うことができるようになります。カードの購入ができる機械は市内に設置することを検討しているそうです。
市民や旅行客の利便性を高めて、バスの利用者の増加を目指しています。